資生堂とポーラのしわ改善美容液の価格や効果を比較し、どちらがおすすめかを、絵を使って紹介します。
[公式サイトより画像引用]
2017年、資生堂とポーラから、しわ改善効果が国に認められた医薬部外品の美容液クリームが発売されました。
ですがこの二つの製品は、しわ改善の有効成分が異なります。
そのため、しわ改善の仕組みも異なります。
本記事では、それぞれのしわ改善クリームの特徴を紹介し、
●価格
●購入のしやすさ
●使いやすさ
●期待されるしわ改善効果の大きさ
を考慮して、どちらの製品がおすすめなのかを紹介します。
分かりやすくたくさん絵を使って紹介します♪
結論としては、わたしは資生堂のシワ改善クリームをお勧めします。
(実際に両方使用してみたレビュー記事はこちら)
>>資生堂エリクシール 美容濃密リンクルクリームを使用した感想
>>POLAリンクルショットを使用した感想
資生堂から表情プロジェクト第2弾のシワ改善+シミ改善の美白リンクルクリームが2017年秋に新発売されるようです。
新商品の情報を記事の最後で紹介します。
資生堂・美容濃密リンクルクリーム レチノバイタルクリームVの特徴
資生堂から2017年6月21日に販売された、しわ改善美容液です。
エリクシール(ELIXIR)の新たな製品として発売されました。
この製品の特徴は、しわ改善有効成分が「レチノール」であることです。
レチノールとは、ビタミンAの一種です。
お肌の奥には、肌の骨組みであるコラーゲンや、保湿成分ヒアルロン酸を生み出す線維芽細胞と呼ばれる細胞があります。
ですが年齢を重ねることで、線維芽細胞の働きは弱くなり、シワが生まれます。
「レチノール」はこの繊維芽細胞にはたらきかけて、いっぱいコラーゲンやヒアルロン酸を作らせます。
その結果、しわが改善されます。
またレチノールには、線維芽細胞の働きが弱くなる原因である、活性酸素を除去してくれる働きもあります。
[引用 国立健康・栄養研究所]
つまり、しわ改善に対して「攻め」と「守り」の両方を実現しているのが、資生堂のレチノバイタルクリームVの特徴です。
通常であれば、レチノールは不安定なので、すぐにその働きを失ってしまいます。
ですが、資生堂の技術でレチノールを安定化させることができたため、新製品として発売されることになりました。
実際に使用した感想はこちらです。
>>資生堂エリクシール 美容濃密リンクルクリームを使用した感想
POLA・リンクルショットメディカルセラムの特徴
POLAから2017年1月1日に発売された、日本初のしわ改善効果が認められた美容クリームです。
この製品の特徴は、しわ改善有効成分がニールワンと呼ばれるPOLA独自のものであることです。
日常生活をしていると、紫外線や乾燥などによって、活性酸素が生まれます。
するとこの活性酸素を除去するために、好中球という白血球の一種が肌に集まります。
好中球は活性酸素と一緒にコラーゲンも分解してしまいます。
ニールワンは好中球がコラーゲンを分解するのを防ぐ作用があります。
その結果、コラーゲンが分解される量よりも線維芽細胞から生まれる量が増えて、しわが改善されます。
つまり、しわ改善に対して、「守り」として働くのが、ポーラ・リンクルショットメディカルセラムの特徴です。
実際に使用した感想はこちらです。
資生堂とポーラ、しわ改善クリームの比較
資生堂とポーラ、どちらのクリームの方が良さそうなのか、比べてみます。
しわが生まれるのは、2つの原因があります。
ひとつは日常生活における日光や乾燥によって生まれた活性酸素が、コラーゲンを生み出す線維芽細胞を攻撃し、その結果、コラーゲンの生成量が減ってしわが生まれます。
もうひとつは、同様に活性酸素を退治するために集まった白血球がコラーゲンも攻撃し、その結果、コラーゲンの量が減ってしわが生まれます。
資生堂の美容クリームの場合、活性酸素そのものを除去するとともに、線維芽細胞を元気にして、ヒアルロン酸やコラーゲンをたくさん生み出し、しわを改善することが期待されます。
ポーラの美容クリーム場合、2番目の白血球がコラーゲンを攻撃するのをブロックしてくれます。
しわ改善の仕組みから考えると、資生堂の美容クリームの方が働くする範囲が広くて、良さそうです。
次に、価格、購入のしやすさ、使いやすさ、期待されるしわ改善効果の大きさ、早さなどを比較します。
資生堂 | ポーラ | |
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価格(税込) | 1本(15g)が6,264円 ※10gあたり4,176円 | 1本(20g)が16,200円 ※10gあたり8,100円 |
購入方法 | オンライン(公式サイト)と店頭 | 店頭のみ |
効果の早さ | 9週間でしわ改善を確認 | 12週間でしわ改善を確認 |
効果の大きさ | シワグレード4.75→4.0(-0.75) | シワグレード3.5→3.25(-0.25) |
しわ改善確率 | しわ改善確率約65% | しわ改善確率約67% |
[公式サイトよりデータと画像を引用、資生堂はこちら、POLAはこちら]
資生堂の方が、価格が安くてお手ごろです。
10gあたりで計算すると、資生堂はPOLAの半額のお値段です。
購入のしやすさも、資生堂の方が便利です。
ポーラは店頭でしか買えませんが、資生堂であればネット上からでも買えます。
送料も無料です。
しわ改善までの早さは、ポーラが12週間(約3ヶ月)かかるのに対して、資生堂は9週間(約2ヶ月)で結果が出ています。
資生堂の方が1ヶ月早く効果が出るようです。
しわ改善の効果は、シワグレードと呼ばれるしわの深さが、資生堂は0.75下がったのに対してポーラは0.25と、資生堂の方が3倍も、しわ改善量が多いです。
しわ改善確率はどちらも約65%です。医薬部外品であり既に多くの人で実験されているのでデータが公表されています。
そのため、使った人の約7割弱の方々で、しわ改善が期待できます。
以上、いろいろと比べてみました。
結論としては、現在公表されているデータからは「資生堂」の方がおすすめです。
※17年9月16日追記。
資生堂から表情プロジェクト第2弾のシワ改善+シミ改善の美白リンクルクリームが2017年秋に新発売されるようです。
新たに、新商品の成分や効果、発売日情報をまとめましたので、ご覧ください。