本記事では「クセ毛の原因・対処法」について紹介します.
まずはじめに,「なぜクセ毛になってしまうのか」その原因を説明します.
そして,クセ毛を対処して,さらさらでまとまる髪に近づけるための方法について紹介します.
クセ毛の原因
髪の毛の骨組みには3つの内部結合があります.
シスチン結合,イオン結合,水素結合です.
これらの結合がゆがむと,髪の毛がゆがみ,クセ毛の原因となります.
シスチン結合とイオン結合は強力な結合です.
この結合は毛球から髪の毛が伸びていく際に作られます
そのため,頭皮に対して毛球がゆがんでいると,シスチン結合とイオン結合がゆがみ,クセ毛になります.
この毛球がゆがむのには,「遺伝的原因」と「加齢」の2つの原因があります.
天然パーマと呼ばれるのは遺伝的原因です.
遺伝的原因に対しては,パーマをかけることで対処します.
加齢の場合は,加齢により頭皮の肌細胞の元気さがなくなり,頭皮細胞の骨組みがやわらいでしまうことによって,毛球ごとゆがんでしまいます.
頭皮の細胞を健康的にしてあげることで改善するので,頭皮のコンディショニングが重要です.
3番目の「水素結合」は弱い結合であり,水素結合のひずみは,比較的弱いクセ毛や「髪のうねり」の原因になります.
パーマやカラーなどによって髪のキューティクルにダメージを受けると,髪内部の水分が外へ逃げやすくなります.
そして髪内部の水分量のバランスがゆがむと,水素結合もゆがみ,クセ毛やうねりが発生します.
髪の内部の水分量を補修する成分を含むトリートメントを使うことで対処します.
クセ毛,うねりへの対処法
加齢によるクセ毛に対しては,頭皮のエイジングケアによって対処します.
頭皮をコンディショニングする補修成分としては,「センブリエキス」や「アスタキサンチン」などが挙げられます.
その他の頭皮補修成分についてはこちらをご覧ください.
これらの成分が含まれたシャンプー・トリートメントを使用することで,頭皮細胞を健康にし,毛球のゆがみを減らすことでクセ毛が補修されます.
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参考記事:「頭皮と髪のエイジングケア」に最もおすすめトリートメント(工事中)
次にキューティクルのダメージにより,毛髪の内部の水分量が減って水素結合がゆがんでいる場合です.
この場合には,髪内部の水分量を整える補修成分が含まれたトリートメントを使用します.
具体的には「加水分解ヒアルロン酸」や「ペリセア」などです.
さらに,キューティクルを補修しないと水分の流出が止まらないので,「メドウフォーム-σ-ラクトン」などの成分も入っていると,なお良いです.
これらの補修成分が含まれたトリートメントを使用することで,クセ毛やうねりを抑えて美しいストレートな髪を手に入れることができます.
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ナプラ・ケアテクトHB・リペアシャンプー!パーマやカラーで傷んだキューティクルを補修
参考記事:「クセ毛とうねりを抑えてまとまる髪」を手に入れるのに最もおすすめトリートメント(工事中)
以上,クセ毛の原因と対処方法でした.
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